糖尿病外来

 糖尿病専門医2名により糖尿病や生活習慣病全般の診療を行っています。管理栄養士による栄養相談も常時受け付けています。

 当院では定期的に診察や検査を行い、その結果に基づいて食事指導や生活指導、薬物療法としてはインスリン治療や内服治療を行っています。外来通院でのインスリン治療開始や注射種類の切り替えも可能です。

 血糖値のコントロールが不良で、または重篤な糖尿病合併症で入院治療が必要な患者様、糖尿病の教育入院を希望の患者様には、病診連携をとっている浦添総合病院やご希望される総合病院への入院のご紹介も行っております。

 糖尿病の合併症に関しても早期発見、早期治療に努めており、眼科医や、循環器医、脳外科医との連携をとりながら診療を行っています。

 生活習慣病は薬物治療に頼るのではなく、出来るだけ生活習慣の改善に目を向けていただければと思います。私たちスタッフも患者さんご本人やご家族の方々とチームとなって協力しながら、患者さんの治療の助けとなるように努めたいと考えております。

 月に1度、糖尿病教室も実施しておりますので、ご興味のある方は、ぜひご参加下さい。 

 

問 診  

患者様の食習慣や運動習慣、これまでの治療歴、糖尿病の典型的症状(口渇、多飲、

多尿、体重減少)があるかなどを聴取し、問題点を把握します。 

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診 察

患者様の体調、糖尿病性合併症の有無、その他の疾患の有無について身体所見をチェックします。

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検 査

    ★75gOGTT検査:糖負荷試験で糖尿病の診断行います。

   ★血糖値、HbA1c、尿検査 他:現在の血糖コントロール状況を把握します。

   ★生化学検査:脂質異常症、肝機能異常、腎機能異常などの有無を調べます。

   ★その他必要に応じて、超音波検査、脈波検査、レントゲン検査なども行います。 

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治 療

1)食事指導・運動指導

2)経口血糖降下薬での内服治療

3)インスリン注射療法:外来でのインスリン治療導入、自己血糖測定の指導他

   問診、診察、検査で把握できた患者様の現状に応じて、治療を選択していきます。 


<糖尿病教室のお知らせ>

当院では、毎月第2水曜日に糖尿病教室を開催しています。糖尿病についてもっと知りたい方、食事や生活面で悩んでいる方、糖尿病教室に参加して一緒に勉強しませんか?

糖尿病専門医師・看護師・管理栄養士が、糖尿病とよりよく付き合っていけるようにサポートしていきます。

<受講者対象者>

外来の糖尿病患者様とそのご家族(人数確認のため、予約が必要です。スタッフまで声をかけて下さい。)


<日時・場所・参加費>

毎月第2水曜日 15:00~17:00

名嘉村クリニック 3F 相談室(エレベーター左の通路奥左側)

パンフレット代300円+保険料(240円/3割負担)

*御家族の方は無料です。但し、御家族の方のみの参加はできません。


< 内 容 >

  1.  糖尿病について:糖尿病の合併症や治療法、体重コントロール
  2. 検査について:検査の方法、検査値の見方
  3. 食事療法について:糖尿病食品交換表の使い方、外食・宴会時の注意、高カロリー食品・低カロリー食品について
  4. 運動療法について:適切な運動の強度と頻度と時間について室内でできる健康体操の紹介
  5. 生活習慣について:フットケア、口腔ケア、皮膚の衛生

【参考】

糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告(糖尿病42巻5号(1999))

《糖尿病とは》インスリン作用の不足による慢性高血糖を主徴とし、種々の特徴的な代謝異常を伴う疾患群である。その発症には遺伝因子と環境因子がともに関与する。代謝異常の長期間にわたる持続は特有の合併症を来たしやすく、動脈硬化症をも促進する。代謝異常の程度によって、無症状からケトアシドーシスや昏睡に至る幅広い病態を示す。

《分類》糖代謝異常の分類は成因分類を主体とし、インスリン作用不足の程度に基づく病態(病期)を併記する。

成因は、(I)1型、(II)2型、(III)その他の特定の機序、疾患に よるもの、(IV)妊娠糖尿病、に分類する。1型は発症機構として膵β細胞破壊を特徴とする。2型は、インスリン分泌低下とインスリン感受性の低下(インスリン抵抗性)の両者が発症にかかわる。(III)は遺伝素因として遺伝子異常が同定されたものと、他の疾患や病態に伴うものとに大別する。

病 態(病期)では、インスリン作用不足によって起こる高血糖の程度や病態に応じて、正常領域、境界領域、糖尿病領域に分ける。糖尿病領域は、インスリン不要、高血糖是正にインスリン必要、生存のためにインスリン必要、に区分する。前2者はインスリン非依存状態、後者はインスリン依存状態と呼ぶ。病態区分 は、インスリン作用不足の進行や、治療による改善などで、所属する領域が変化する

《診断》 糖代謝異常の判定区分:糖尿病の診断には慢性高血糖の確認が不可欠である。糖代謝の判定区分は、

糖尿病型(空腹時血糖値 ≧126mg/dlまたは75g糖負荷試験(75gOGTT)2時間値≧200mg/dl、

あるいは随時血糖値≧200mg/dl)

正常型(空腹時 <110mg/dl、かつ2時間値<140mg/dl)

境界型(糖尿病型でも正常型でもないもの)

に分ける。これらの基準値は静脈血漿値である。持続的 に糖尿病型を示すものを糖尿病と診断する。

境界型はADAやWHOのIFG(impaired fasting glucoseあるいはimpaired fasting glycemia)とIGT(impaired glucose tolerance)とを合わせたものに一致し、糖尿病型に移行する率が高い。境界型は糖尿病特有の合併症は少ないが、動脈硬化症の危険は正常型よりも大きい。 
 


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