骨は20代から30代にかけてピークとなりますが、年齢とともに減少し、80歳くらいになると、若い時に比べて男性で約30%、女性は約40%も骨量が減少するといわれます。骨量の減少自体は生理的なものですが20〜30%も骨量が減少した結果として骨折しやすくなった状態が骨粗鬆症と呼ばれます。骨粗鬆症は、骨密度を測定する簡単な検査でチェックできます。
骨密度とは、一定の体積あたりの骨量(骨のミネラル成分の量)のことです。
 検査は、超音波を使って踵(かかと)の骨の骨密度を調べる方法で、踵の骨の中を超音波が通るときの速度や量を計算し、値を出しています。超音波が人体を透過しても特に害はありませんし、測定にかかる時間は1〜2分です。そのため簡便で安全に測定できる方法として広く普及しています。測定の結果は、同じ年齢の平均値と比べて何%なのか、また骨密度が一番高い年代と比べて何%なのかというかたちで表されます。
丈夫な骨を作るには・・・


*カルシウムをたっぷり摂ること

*カルシウムを吸収させること

*骨に刺激をあたえること
 骨を丈夫にするためには食事で十分なカルシウムを摂ることが大切ですが、それを骨に取り込ませるためには骨に対する負荷(=運動)も必要です。骨に力が加わると、骨を造る細胞の働きが活発となり負荷の加わる部分で積極的に骨を造っていきます。骨量を減らさず、丈夫に保っておくためには毎日8000歩程度歩きましょう。また、日光を浴びることで皮膚ではビタミンDが作られます。食物から摂取されたビタミンDや紫外線を浴びて皮膚で作られたビタミンDは体内で活性化されます。この活性型ビタミンDがカルシウムの吸収を高め、血液中のカルシウム濃度を一定に保ちます。ビタミンDを増やすことのできる日光浴もあわせて、毎日気軽に出来る散歩などがベストです。年齢に関係なく運動は骨を強くしてくれますが、やり過ぎは逆効果です。体力や年齢を考え、転ばないように、靴や服装にも注意してください。